懐石料理や鳥取県の郷土料理として重宝されます。全国の海岸に分布していますが、おいしいので乱獲されて減少している地域が多いようです。北海道の海岸ではごく普通に見られます。

和名 ハマボウフウ(浜防風)、 ヤオヤボウフウ(八百屋防風)、ハマスガナ(浜菅菜)、ボウフウ(防風)

生薬名 —

アイヌ語名 オタシウキナ

英語名 —

学名
Glehnia littoralis (A.Gray) F.Schmidt ex Miq.
Cymopterus glaber (A.Gray) Black
Cymopterus littoralis A.Gray
Phellopterus littoralis (A.Gray) F.Schmidt

観察難易度 ★★☆☆☆

分類
門  :被子植物門
無階級:真正双子葉類
無階級:コア真正双子葉類
無階級:キク類
無階級:真正キク類II(キキョウ類)
目  :セリ目
科  :セリ科
属  :ハマボウフウ属
種  :ハマボウフウ

分布 東アジアの海岸。日本は全国に分布する。

生育環境 海岸の砂浜。

生活環 多年草。

全体の特徴 高さ5~30cm。全体に白い軟毛が密生する。

 —

 白い軟毛が密生する。

 互生。1~2回3出複葉。小葉は3裂する。裂片の先は円い。厚く硬い。下部の葉は長い柄がある。

 複散形花序。花弁は5個、白色。花期は6~8月。

果実 楕円形。長さ5mm。稜がある。

種子 —

見分けのポイント 海岸の砂浜に生育する。葉は1~2回3出複葉。厚く硬い。

成分 —

用途 食用。特に懐石料理や鳥取県の郷土料理に使われる。薬用。

法規制等
環境省レッドデータブック2014(環境省):なし
北海道レッドデータブック2001(北海道):なし
文化財保護法(日本):なし
北海道文化財保護条例(北海道):なし
世界の侵略的外来種ワースト100(国際自然保護連合):なし
日本の侵略的外来種ワースト100(日本生態学会):なし
外来生物法(日本):なし
生態系被害防止外来種リスト(環境省):なし
北海道ブルーリスト2010(北海道):なし

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