花の女王と呼ばれ、世界中で愛されてきました。花の香りはジャスミン、スズランと共に三大花香の一つに数えられます。学問的にはバラ科バラ属の総称で、北海道にはハマナスやノイバラ等が自生しています。観賞用の他、食用、飲用、香料に使われます。

和名 バラ(薔薇)、イバラ(茨、荊、棘)、ショウビ(薔薇)、ソウビ(薔薇)

英語名 rose

学名 Rosa

観察難易度 ★☆☆☆☆

分類
門  :被子植物門
無階級:真正双子葉類
無階級:コア真正双子葉類
無階級:バラ類
無階級:真正バラ類I(マメ類)
目  :バラ目
科  :バラ科
属  :バラ属

分布 北半球に広く分布する。世界中で栽培される。

生育環境 —

生活環 落葉樹。

全体の特徴 幹と葉柄に棘のあるものが多い。直立または蔓性。

 棘のあるものが多い。

 互生。奇数羽状複葉。托葉がある。

 花弁は5個のものが多い。花弁の色は白色、ピンク、赤色、濃紅色、黄色等様々(青色と黒色はない)。

果実 バラ状果。花托が肥大したもので、偽果の一種。中に多数の痩果がある。

見分けのポイント —

成分
フェニルエチルアルコール:バラの花の香り。日本酒やワインにも含まれる。
ゲラニオール:バラの花の香り。ゼラニウムにも含まれる。
シトロネロール:バラの花の香り。香水や防虫剤に使われる。
ネロール:バラの花の香り。ホップにも含まれる。

用途 花は観賞用、ハーブティーの材料。果実は食用、ハーブティーの材料。精油は香水の原料。

法規制等
環境省レッドデータブック2014:なし
北海道レッドデータブック2001:なし
世界の侵略的外来種ワースト100(国際自然保護連合):なし
日本の侵略的外来種ワースト100(日本生態学会):なし
生態系被害防止外来種リスト(環境省):なし
北海道ブルーリスト2010(北海道):なし

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