別名:カゲ

漢字名:日影鬘、日影蔓、日影葛、蘿

英語名:common club moss, stag’s-horn clubmoss, running clubmoss, ground pine

学名:Lycopodium clavatum

観察難易度:★★★☆☆

分類:ヒカゲノカズラ植物門、ヒカゲノカズラ綱、ヒカゲノカズラ目、ヒカゲノカズラ科、ヒカゲノカズラ属

生活環:常緑。多年草。

形態:匍匐性。匍匐茎が二叉分枝しながら長く這い、枝先が立ちあがる。

葉:針状。長さ5~6mm。

胞子嚢:直立した枝先に黄色い胞子嚢穂が1~数個つく。

生育環境:日当たりが良く、あまり土壌が発達していない岩場

分布:北半球の温帯~熱帯、国内では北海道、本州、四国、九州

用途:観賞用、フラワーアレンジメント、魚の産卵場所。花粉は石松子(せきしょうし)と呼ばれ、止血や、果樹等の人口受粉をする際花粉の増量剤に使われる。

解説:名前の由来は日当たり(日影)の良い場所に生え、葛状に長く伸びることから。日陰の意味ではない。