環境省レッドデータブックで絶滅危惧II類に指定されています。北海道の固有種で、分布は日高~釧路に限られています。葉は繊細な色使いをしており、全体は淡緑白色、縁は赤味を帯び、裏に黒斑があります。園芸植物として世界的に人気があり、栽培されています。

和名:ヒダカミセバヤ(日高見せば哉)

英語名:Hylotelephium, Cliff Stonecrop, Showy Stonecrop

学名:Hylotelephium cauticola

観察難易度:★★★★☆

分類:被子植物門、真正双子葉類、コア真正双子葉類、ユキノシタ目、ベンケイソウ科、ムラサキベンケイソウ属

生活環:多年草。基部は枯れずに越冬する。

形態:分枝型。高さ10~15cm。

葉:対生。卵形~楕円形。厚みがある。淡緑白色。浅い波状鋸歯縁。縁は赤味を帯びる。葉裏に多数の黒斑がある。下部の葉には短い葉柄があり、上部の葉にはない。

花:花弁は濃いピンク、先が尖る。雄蕊は花弁と同長。花期は8月下旬~10月上旬。

生育環境:海岸~山地の岩場。

分布:北海道固有種。北海道(日高~釧路)に分布する。

用途:観賞用に栽培される。

法規制等:絶滅危惧II類(環境省レッドデータブック)、絶滅危急種(北海道レッドデータブック)

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