和名:ヒメイズイ(姫萎蕤)、ヒメアマドコロ(姫甘野老)

学名:Polygonatum humile

観察難易度:★★★☆☆

分類:被子植物門、単子葉類、キジカクシ目、キジカクシ科、アマドコロ属

生活環:多年草。

形態:直立型。1つの地下茎から複数のシュートを出し、まとまって生える。

茎:地下茎がある。

葉:互生。長さ4~7cm。

花:葉腋から1個ずつぶら下がる。花冠は白色で筒形、先端部のみ緑色で6裂する。長さ15~18mm。花期は6~7月。

果実:液果。球形。径1cm。深緑色。

生育環境:海岸の草地、山地の草地。

分布:日本、朝鮮半島、中国、ロシア。日本国内では北海道、本州、(中部地方以北)九州。

用途:地下茎と新芽を食用。

解説:アイヌ語で旧暦5月は「モ・キウタ・チュプ」といい「ヒメイズイ(またはオオウバユリ)を採り始める月」という意味である。また旧暦6月は「シ・キウタ・チュプ」といい「ヒメイズイ(またはオオウバユリ)が盛んに採れる月」という意味である。

見分けのポイント: