野菜や薬草として栽培されてきましたが、現在はあまり利用されていません。道端や空き地でよく見られ、大きな葉が目立ちます。北海道ブルーリストでカテゴリーA3に指定されています。
和名 ヒレハリソウ（鰭玻璃草）、コンフリー
英語名 comfrey, common comfrey, true comfrey, Quaker comfrey, cultivated comfrey, boneset, knitbone, consound, slippery-root
学名
Symphytum officinale L.
Consolida major Gilib.
Consolida major Garsault
Symphytum album Steud.
Symphytum ambiguum Pau
Symphytum besseri Zaver.
Symphytum bohemicum F.W.Schmidt
Symphytum coccineum Schltdl.
Symphytum commune Faegri
Symphytum consolida Gueldenst.
Symphytum elatum Tausch
Symphytum majus Bubani
Symphytum microcalyx Opiz
Symphytum molle Janka
Symphytum patens Sibth.
Symphytum peregrinum Ledeb.
Symphytum rakosiense (Soó) Pénzes
Symphytum stenophyllum Beck
観察難易度 ★☆☆☆☆
分類
門 ：被子植物門
無階級：真正双子葉類
無階級：コア真正双子葉類
無階級：キク類
無階級：真正キク類II（キキョウ類）
目 ：ムラサキ目
科 ：ムラサキ科
属 ：ヒレハリソウ属
種 ：ヒレハリソウ
分布 原産地はヨーロッパ～ロシア西部。日本を含む世界中に帰化している。
生育環境 日当たりの良い環境を好む。道端、空き地、河川敷等。
生活環 多年草
全体の特徴 高さ40～100cm。大きな株では全体の直径が1m程になる。全草に白く粗い毛がありざらつく。
茎 翼が4条あり、葉と繋がっている。
葉 互生。葉身は卵状披針形、長さ40cm。全縁。皺が多い。荒い毛が多い。葉身は茎に流れて翼になる。
花 巻散花序。1個の花序に10～20個の花がある。花冠は筒型、紫色、長さ1.5～2cm、くびれがある、先は5裂する。花期は6～8月。
果実 分離果。分果は4個、長さ3～4mm。
種子 —
見分けのポイント 葉は大きく、皺が多い。全草に白く粗い毛がありざらつく。茎には4条の翼がある。
成分
コソリジン：アルカロイドの一種。
シンフィトシノグロシン：アルカロイドの一種。
タンニン：収斂作用がある。
用途 観賞用。食用、ハーブティー。薬用。飼料。
法規制等
環境省レッドデータブック2014（環境省）：なし
北海道レッドデータブック2001（北海道）：なし
世界の侵略的外来種ワースト100（国際自然保護連合）：なし
日本の侵略的外来種ワースト100（日本生態学会）：なし
生態系被害防止外来種リスト（環境省）：なし
北海道ブルーリスト2010（北海道）：カテゴリーA3
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