花が宝鐸(ほうちゃく、寺院の四隅の軒先に吊り下げられる飾り、風鐸ともいう)に似ることからホウチャクソウの名があります。花色は白色~緑色のグラデーションになり大変美しいです。低地~山地の林内でとてもよく見られます。

和名:ホウチャクソウ(宝鐸草)

英語名:Japanese Fairy Bells

学名:Disporum sessile D.Don ex Schult. & Schult.f.

観察難易度:★★☆☆☆

分類
門:  被子植物門
無階級:単子葉類
目:  ユリ目
科:  イヌサフラン科
属:  チゴユリ属
種:  ホウチャクソウ

生活環:多年草

形態:高さ30~60cm。数回分枝する。

茎:断面はほぼ円形、茎に沿って縦にやや稜がある。

葉:互生。長楕円形。基部は円形。先は尖る。全縁。葉脈は並行、3~9個、表側で凹み裏側で突出する。

花:1個の節に1~3個つき、下垂する。花被片は6個、長さ3cm、大きく開かない。花被片の色は全体が白色、先端のみ緑色のグラデーションになる。花期は5~6月。

果実:液果。球形。径1cm。青紫色。8~10月に成熟する。

生育環境:低地~山地。林内。

分布:東アジアに広く分布する。日本は北海道、本州、四国、九州に分布する。

用途:観賞用

法規制等:—

見分けのポイント:—

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