あまり話題にならない野草の一つです。花びらが3個(花冠の先が3個に分かれる)というのはなかなかの個性だと思いますが、如何せん小さくて目立ちません。

和名 ホソバノヨツバムグラ(細葉の四つ葉葎)

生薬名 —

アイヌ語名 —

英語名 —

学名
Galium trifidum subsp. columbianum (Rydb.) Hultén
Galium columbianum Rydb., Fl. Rocky Mts.: 808 (1917)
Galium cymosum Wiegand, Bull. Torrey Bot. Club 24: 401 (1897)
Galium taquetii H.Lév., Repert. Spec. Nov. Regni Veg. 10: 438 (1912)
Galium trifidum var. pacificum Wiegand, Bull. Torrey Bot. Club 24: 400 (1897)
Galium trifidum subsp. pacificum (Wiegand) Piper & Beattie, Fl. N.W. Coast: 336 (1915)

観察難易度 ★★★☆☆

分類
門  :被子植物門
無階級:真正双子葉類
無階級:コア真正双子葉類
無階級:キク類
無階級:真正キク類I(シソ類)
目  :リンドウ目
科  :アカネ科
亜科 :アカネ亜科
属  :ヤエムグラ属
種  :ホソバノヨツバムグラ

分布 東アジアと北アメリカ北東部に隔離分布する。日本国内では、沖縄を除く北海道~九州に分布する。

生育環境 湿原、湿地。

生活環 多年草。

全体の特徴 高さ15~40cm。

 —

 断面は四角形。4稜がある。稜には下向きの棘が連なる。

 対生だが、葉と同形の托葉が普通2個つき、4輪生に見える。稀に托葉が3~4個つき、5~6輪生状になる。葉身は倒披針形、長さ0.7~2.5cm。

 花冠は3裂、稀に4裂。径1.8mm。白色。花期は6~8月。

果実 分離果。2個の分果に分かれる。分果は球形、径1~2.5mm。

種子 —

見分けのポイント 湿原に生える。花冠は3裂。葉は4輪生に見える。

成分 —

用途 —

法規制等
・環境省レッドデータブック2014(環境省):なし
・北海道レッドデータブック2001(北海道):なし
・文化財保護法(日本):なし
・北海道文化財保護条例(北海道):なし
・世界の侵略的外来種ワースト100(国際自然保護連合):なし
・日本の侵略的外来種ワースト100(日本生態学会):なし
・外来生物法(日本):なし
・生態系被害防止外来種リスト(環境省):なし
・北海道ブルーリスト2010(北海道):なし

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