よく分枝して葉を密に茂らせるため、生垣として利用されています。本来は海岸近くに生育しますが、よく人為的に植えられているため、逸出したものが空き地等でも見られることがあります。多くの園芸品種が作られています。ミノウスバ(チョウ目マダラガ科)の幼虫が葉を食べます。

和名:マサキ(正木、柾木、柾)

英語名:evergreen spindle, Japanese spindle

学名:Euonymus japonicus

観察難易度:★★★☆☆

分類:被子植物門、真正双子葉類、コア真正双子葉類、バラ類、真正バラ類I、ニシキギ目、ニシキギ科、ニシキギ属

生活環:常緑樹

形態:低木。高さ3~5m。

樹皮:本年枝は緑色。生長すると紅紫色に変わり、老木では暗褐色になる。

葉:対生。倒卵形~楕円形。長さ3~8cm。厚みがある。鈍鋸歯縁。変異が大きい。

花:集散花序。花弁は4個、淡緑色。花期は6~7月。

果実:蒴果。球形。径7mm。橙赤色の種皮が目立つ。11月に成熟し、裂開する。

生育環境:海岸近く。よく人為的に生垣として植えられる。

分布:日本、朝鮮半島、中国。北海道は南部に分布する。

用途:庭園樹、公園樹。特に生垣に使われることが多い。

法規制等:—