花は細長く連なって咲き、上から見ると赤色、下から見ると白色です。この様子が水引に似ているとしてミズヒキの名があります。林道沿いや、家屋の北側等やや日影の環境でよく見られます。バラ科キンミズヒキ属にキンミズヒキがあります。

和名:ミズヒキ(水引)

英語名:—

学名:Persicaria filiformis

観察難易度:★★☆☆☆

分類:被子植物門、真正双子葉類、コア真正双子葉類、ナデシコ目、タデ科、イヌタデ属

生活環:多年草。

形態:直立型。やや分枝する。高さ40~80cm。

茎:やや分枝する。

葉:互生。楕円形~長楕円形。長さ7~15cm。中央付近に濃緑色の大きな斑が2個ある場合が多い。葉鞘がある。

花:総状花序は長さ20~40cm。花被片は4個、上側の2個は赤色、下側の2個は白色。花柱は花後も残り鈎針状に変化する。花期は7~9月。

果実:痩果。レンズ形。花柱が変化した鈎針があり、衣服や動物に引っかかる。

生育環境:やや日影のやや湿った環境を好む。林内~林縁、林道沿い、家屋の北側等。

分布:日本、中国、ヒマラヤ。日本は全国に分布する。

用途:—

法規制等:—

見分けのポイント:葉の中央付近に濃緑色の大きな斑が2個ある場合が多い。