よく公園でグランドカバーとして植えられています。常緑樹とされがちですが、北海道では寒いので一部の葉が紅葉します。紅葉した葉と赤い果実は春まで残っていることが多く、長く目を楽しませてくれます。

和名 ヤナギバシャリントウ(柳葉車輪桃)、コトネアスター(cotoneaster)

生薬名 —

アイヌ語名 —

英語名 willowleaf cotoneaster, willow-leaved cotoneaster

学名
Cotoneaster salicifolius Franch.
Cotoneaster henryanus (C.K.Schneid.) Rehder & E.H.Wilson
Cotoneaster hylmoei Flinck & J.Fryer
Cotoneaster pritzellii (C.K.Schneid.) G.Klotz
Cotoneaster rugosus var. henryanus C.K.Schneid.
Cotoneaster rugosus var. pritzellii C.K.Schneid.
Cotoneaster salicifolius var. henryanus (C.K.Schneid.) T.T.Yu
Cotoneaster sargentii G.Klotz
Pyrus hylmoei (Flinck & J.Fryer) M.F.Fay & Christenh.
Pyrus pritzellii (C.K.Schneid.) M.F.Fay & Christenh.
Pyrus sargentaster M.F.Fay & Christenh.

観察難易度 ★★☆☆☆

分類
門  :被子植物門
無階級:真正双子葉類
無階級:コア真正双子葉類
無階級:バラ類
無階級:真正バラ類I(マメ類)
目  :バラ目
科  :バラ科
亜科 :モモ亜科
属  :シャリントウ属
種  :ヤナギバシャリントウ

分布 原産地は中国。

生育環境 ヨーロッパ、北アメリカに帰化している。

生活環 半常緑樹~常緑樹。秋~冬には一部の葉が紅葉、落葉する。

全体の特徴 匍匐~高さ2mになる。様々な特徴の品種が多数作られている。園芸品種の‘オータムファイヤー’は匍匐する。

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 匍匐、またはやや立ち上がってアーチ状になる。

 互生。葉身は長楕円形~卵状披針形、長さ2~6cm。先は尖る。基部は楔形。全縁。やや厚みがある。堅い。ほぼ無毛。秋~冬に一部の葉が紅葉、落葉する。紅葉の期間は長い。

 径1~1.5cm。花弁は5個、白色。花期は6月。

果実 偽果(ナシ状果)を作る。卵形~球形。径6mm。赤色。9~10月に成熟する。

種子 —

見分けのポイント —

成分 —

用途 庭園樹、公園樹。特にグランドカバーとして利用される。

法規制等
環境省レッドデータブック2014(環境省):なし
北海道レッドデータブック2001(北海道):なし
文化財保護法(日本):なし
北海道文化財保護条例(北海道):なし
世界の侵略的外来種ワースト100(国際自然保護連合):なし
日本の侵略的外来種ワースト100(日本生態学会):なし
外来生物法(日本):なし
生態系被害防止外来種リスト(環境省):なし
北海道ブルーリスト2010(北海道):なし

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