一度は涸れてしまった川が2004年によみがえりました。

もくじ

  • 1. 地図
  • 2. 概要
  • 3. いちおしポイント
  • 4. 注意点
  • 5. 植物(写真付き)
  • 6. 植物(名前一覧)
  • 7. 見どころ
  • 8. 感想
  • 9. サクシュコトニ川の写真
  • 地図

    概要

    所在地:北海道札幌市北区、中央区

    標高:10.3m―13.9m

    アイヌ語:サ・クシ・コト二 (浜の方・を通る・くぼんだ所。ここでの浜は豊平川の岸のこと。意訳は「くぼ地を流れる川のうち、豊平川に最も近い川」です。)

    ※「クシ」の「シ」は本来は小文字です。当サイトの仕様で文字が小さくできません。ご了承ください。

    アクセス: ◆駐車場なし
    ◆札幌駅から徒歩8分。

    設備:【休憩所】藤棚

    分類:準用河川、新川水系

    説明:かつては札幌駅の近くにある伊藤邸の湧水からの流れに、清華亭付近の湧水が合流して流れ、北海道大学キャンパス内を通って、琴似川に流れ込んでいた川です。サケも遡上していました。都市化の進展により一度は涸れ川になりましたが、現在は復元されています。残念ながら湧水は枯れていますので、藻岩浄水場から水を引いています。北海道大学構内にある起点~桑園新川へと切り替わる地点まで、延長900m、標高差3.6mです。川のほとんどの区間が北海道大学の敷地内です。

    いちおしポイント

    ①一度は枯渇しましたが、2004年に復元されています。
    ②川の全域で水が透き通っていて綺麗です。
    ③下流にはみごとな風衝樹形のハンノキがあります。

    注意点

    ①マムシ、ハチ、ダニ、ウルシ、トリカブトなどの危険な動植物には十分注意が必要です。
    ②生水を飲んではいけません。
    ③護岸工事をしていないところも多いので、川に落ちないように気をつけましょう。

    植物(写真付き)

    花の写真を見る

    ※ 花色や斑入りなど複数のタイプのある植物は、全てのタイプの写真を載せている場合があります。この場所で必ずしも全てのタイプの花・葉が見られるわけではありません。

    植物(名前一覧)

    アキタブキ イチョウ イワミツバ エゾエンゴサク エゾニワトコ エゾノギシギシ エゾミソハギ エゾヤマザクラ オオアワダチソウ オオイタドリ オオウバユリ オオカナダオトギリ オオバコ オオハンゴンソウ オニグルミ ガガイモ カツラ カモガヤ キショウブ キタコブシ キバナノアマナ クゲヌマラン クサノオウ クサフジ クヌギ クマイザサ クルマバソウ コバンコナスビ コブニレ ゴボウ サイハイラン シダレヤナギ シラカンバ シロツメクサ スイセン セイヨウタンポポ セイヨウハコヤナギ(ポプラ) センニンモ タチアオイ チューリップ ツルマサキ ドロノキ ナナカマド ニセアカシア ニワウルシ ネグンドカエデ ノイバラ ハルニレ ハンノキ ヒナギク(デージー) ヒメジョオン ヒメスイバ ピレネーフウロ フジ ブタナ プンゲンストウヒ ヘラオオバコ ミズナラ ミズバショウ ミゾソバ ヤマグワ ヤマゴボウ ヤマブドウ ヤマホロシ ユキヤナギ ヨーロッパクロマツ ヨシ

    見どころ

    中央ローン:ここから復元されたサクシュコトニ川が始まります。整備された芝生の中を川が悠々と流れています。

    出水口

    川沿いの散策路:川沿いの木々たちが水中に根を出しています。2020年、ここでオシドリが子育てをする様子が、NHKのテレビ番組『ダーウィンが来た!』で放送されました。

    木道:堂々とした佇まいのハンノキとキショウブが生えています。木道が整備されているのでキショウブのお花畑の中に入って行くことができます。

    ハンノキ:まるでサクシュコトニ川を見守っているかのような堂々とした佇まいのハンノキです。周りに風を遮るものがないので見事な風衝樹形になっており、樹高も低くおさえられています。樹齢は100年以上あるでしょうか。涸れる前の、かつてのサクシュコトニ川の頃からここに立っているのかもしれません。

    藤棚:ベンチもあり、休憩できます。

    感想

    林の中にある小川なので、川沿いを歩くと森林浴をしている気分でとても気持ちが良いです。一度サクラマスが泳いでいるのを見ました。また昔のようにサケが戻ってきてほしいと願っています。

    サクシュコトニ川の写真