高山植物のお花畑が広がっています。「カムイミンタラ」はアイヌ語です。日本語に訳すと「ヒグマの遊び場」「神々の遊ぶ庭」という意味です。

もくじ

  • 1. カムイミンタラの動画
  • 2. 地図
  • 3. 概要
  • 4. 注意点
  • 5. 植物(写真付き)
  • 6. 植物(名前一覧)
  • 7. 見どころ
  • 8. 感想
  • 9. カムイミンタラの写真
  • カムイミンタラの動画

    地図

    概要

    所在地:北海道上川郡東川町ノカナン姿見の池

    標高:約1600m

    アイヌ語名:カムイミンタラ(ヒグマの遊び場、神々の遊ぶ庭)

    アクセス:◆大雪山旭岳ロープウェイ『山麓駅』からロープウェイで『姿見駅』まで行く。
    ◆大雪山旭岳ロープウェイ『山麓駅』付近に登山道があるので、徒歩で『姿見駅』付近まで登る。

    大雪山旭岳ロープウェイ『山麓駅』までのアクセス:
    ◆駐車場あり。旭川市から車で約1時間。富良野市から車で約1時間30分。札幌市から車で約3時間。
    ◆JR『旭川』駅から66番旭岳線バス・旭岳温泉行き『いで湯号』に乗車、『旭岳』(終点)で下車、すぐ。旭川空港からこのバスに乗ることもできます。

    設備:【駐車場】大雪山旭岳ロープウェイ『山麓駅』のすぐ近くに無料駐車場と有料駐車場があります。
    【トイレ】山麓駅、姿見駅、旭岳石室
     ※旭岳石室は携帯トイレブースのみです。携帯トイレを持参してください。
    【案内所】旭岳ビジターセンター、山麓駅、姿見駅
    【展望台】第一展望台、第二展望台、第三展望台、第四展望台、第五展望台、姿見展望台
    【山小屋】旭岳石室
    【乗り物】大雪山旭岳ロープウェイ

    分類:大雪山国立公園

    注意点

    ①ヒグマなどの危険な動物には十分注意が必要です。
    ②大雪山系の気象条件は厳しく、本州の3,000m級の山に匹敵します。たとえ夏であっても上着や防寒具を必ず持って行ってください。
    ③外来の植物を持ち込まないようにするために、姿見駅で靴の裏を洗ってください。
    ④人間の排泄物によって土壌の環境が変わったり、沢水が汚染されることを防ぐために、携帯トイレを持参・使用しましょう。

    植物(写真付き)

    アシボソアカバナ
    アゼスゲ
    イワウメ
    ミネズオウ
    ミヤマアキノキリンソウ
    ミヤマキンバイ
    ミヤマクロスゲ

    植物(名前一覧)

    アオノツガザクラ アシボソアカバナ アゼスゲ イソツツジ イワウメ イワヒゲ イワブクロ ウラジロタデ ウラジロナナカマド エゾオヤマリンドウ エゾコザクラ エゾノツガザクラ エゾノマルバシモツケ オハグロスゲ ガンコウラン キバナシャクナゲ キバナノコウリンタンポポ クサソテツ クマイザサ クロウスゴ クロゴケ コエゾツガザクラ コガネイチゴ コケモモ ゴゼンタチバナ コマクサ コメバツガザクラ ジムカデ シモフリゴケ ショウジョウバカマ シラタマノキ シラネニンジン シロウマチドリ タカネトンボ チシマクモマグサ チシマザサ チングルマ トドマツ ハイオトギリ ハイマツ ハクサンチドリ ハクサンボウフウ ハナニガナ ヒメアカバナ ホソバノキソチドリ ミツバオウレン ミネズオウ ミヤマアキノキリンソウ ミヤマイ ミヤマキンバイ ミヤマクロスゲ ミヤマトウキ ミヤマリンドウ メアカンキンバイ ヤマハハコ ワタスゲ

    見どころ

    旭岳ビジターセンター:旭岳とその周辺の情報を得ることができます。旭岳登山や天候などの相談をすることもできます。長靴、スノーシュー、クロスカントリースキーなどのレンタルもあります。

    旭岳:標高2,291m。北海道最高峰です。カムイミンタラからは勇姿を見ることができます。

    旭岳を代表する花:コエゾツガザクラやチングルマなどの高山植物がお花畑をつくっています。

    第一展望台:ロープウェイ姿見駅を見渡せる展望台です。自然の力によって枯山水庭園のような景色が作られています。

    第二展望台:イワブクロの群落がある展望台です。ハイマツの緑の絨毯の上に旭岳を望むことができます。

    第三展望台:旭岳の山麓を見渡せる展望台です。

    摺鉢池:元もと噴火口だったところに水が溜まった池なので、周辺の川と繋がっていません。池の周りには白やピンクの花が可愛らしく咲き乱れています。隣にある鏡池とセットにして夫婦池とも呼ばれます。

    鏡池:水面に空が美しく映り込みました。隣にある摺鉢池とセットにして夫婦池とも呼ばれます。どちらも元は噴火口です。

    風穴:穴から温かい風が出ています。この場所だけ周りと植生が少し違います。

    風穴の周辺環境

    第四展望台:小高い所にあり、休憩するのにちょうどいい展望台です。メアカンキンバイやガンコウランが生えています。

    構造土(こうぞうど):大地の表面にある水分が凍ったり、溶けたりを繰り返すこと(凍結融解作用)によって作られる地形です。地表面に多角形や円状、階段状の模様ができます。ここでは階段状になっています。主に高山や極地などの寒冷な地域で見ることができます。

    階段状の構造土

    旭岳地獄谷(噴気口):今も噴煙を上げる旭岳の火口です。約600年前の爆発で山頂部が崩落して地獄谷ができました。

    姿見の池:約600年前の爆発でできた爆裂火口の一部の窪地に水が溜まったものです。水面に旭岳の姿を映すことからこの名が付けられました。

    姿見展望台:姿見の池を近くで見ることが出来る展望台です。『愛の鐘』が設置してあります。

    旭岳石室:緊急避難小屋です。大雪山国立公園連絡協議会のホームページには「緊急時以外の宿泊はご遠慮ください。」と書かれています。1階は土間になっていて、壁付けベンチがあります。梯子で2階に上がることができます。小屋の外に携帯トイレブースがあります。携帯トイレブースはトイレではありません。人目を避けて携帯トイレを使用するための場所です。

    第五展望台:エゾノマルバシモツケの咲く展望台です。旭岳・噴煙・姿見の池・旭岳石室と散策路を見渡すことができます。

    感想

    姿見の池周辺の散策路を歩きました。標高差がないので登山というより、花を見ながらのピクニックを楽しむことが出来ました。標高が高い分気温が低いので、上着を持って行ってください。カイロや雨ガッパも体温維持にとても役に立つので重宝しています。

    カムイミンタラの写真