平らな山頂に沢山のアンテナ塔が建つ、気になる存在の山。標高は1023.1m。札幌市街から近く、登山者に人気のある山です。

もくじ

  • 1. 手稲山の動画
  • 2. 地図
  • 3. 概要
  • 4. いちおしポイント
  • 5. 注意点
  • 6. 植物(写真付き)
  • 7. 植物(名前一覧)
  • 8. 平和の滝コース
  • 9. サッポロテイネコース
  • 10. 北尾根コース
  • 11. 滝ノ沢コース(乙女ノ滝コース)
  • 12. 西野コース
  • 13. 手稲山の写真
  • 手稲山の動画

    地図

    概要

    所在地:北海道札幌市西区・手稲区

    標高:1023.1m

    アイヌ語名:「タンネ・ウェン・シリ」長く悪い山
    「テイネヌプリ」(明治以降)
    『手稲山』という呼び方の由来は、山麓地域の札幌市手稲区(当時の手稲村)から来ています。「テイネ・イ」ぬれているところ・湿地という意味のアイヌ語です。

    設備:【山小屋】パラダイスヒュッテ (土日のみ)

    分類:火山、那須火山帯、後志火山性台地

    説明:手稲山は那須火山帯に属する火山です。もともとは海底火山でした。標高700mくらいまでは海底火山のときの活動でできた地層です。その後隆起し、陸上火山となって多くの溶岩を噴出しながら、次第に高さを増していきました。手稲山の頂上が平らなのは、溶岩流が広範囲に厚く流出したためです。山頂付近にはダケカンバやハイマツなどの高山植物が自生しています。かつて手稲山には「手稲鉱山」があり、北海道第3位の金の産出量を誇りました。また、1936年に世界で新発見の鉱物として発表された国際的にも有名な「手稲石」が産出します。藍青色の透明な結晶でとても美しいです。札幌市街から近いこともあり登山者に人気のある山ですが、標高が1000mを超えるので登るにはある程度の体力が求められます。下山時の体力が心配なときは管理用道路を歩いて下ることもできます。

    いちおしポイント

    ①沢、尾根、ガレ場、ゲレンデ、アスファルト、高山と様々な環境があり、植物の種数が多いです。
    ②コースごとに特徴があり、まるで違う山を登っているかのような楽しさが味わえるかもしれません。
    ③1971年(昭和46年)まで金が採掘されていました。

    注意点

    ①ヒグマ、マムシ、ハチ、ダニ、ウルシ、トリカブトなどの危険な動植物には十分注意が必要です。
    ②標高が高いため天候の急変などに十分注意してください。
    ③2013年7月現在、ロープウェイは休止中です。

    植物(写真付き)

    白色の花 の写真を見る
    黄色の花 の写真を見る
    赤色・青色の花 の写真を見る
    その他の色・地味な花 の写真を見る
    シダ・コケ の写真を見る

    ※ 花色や斑入りなど複数のタイプのある植物は、全てのタイプの写真を載せている場合があります。この場所で必ずしも全てのタイプの花・葉が見られるわけではありません。

    植物(名前一覧)

    アイヌタチツボスミレ アオダモ アオチドリ アオミズ アオミノエンレイソウ アカイタヤ アカエゾマツ アカオニタビラコ アカソ アカミノエンレイソウ アキタブキ アクシバ アズキナシ アズマイチゲ アマチャヅル アマニュウ アラハシラガゴケ イケマ イソツツジ イタヤカエデ イチヤクソウ イヌガンソク イヌコリヤナギ イヌタデ イヌツゲ イヌヨモギ イブキヌカボ イワガラミ イワツツジ イワデンダ ウコンウツギ ウスノキ ウダイカンバ ウツボグサ ウド ウマノミツバ ウメガサソウ ウリノキ エゾアジサイ エゾイチゲ エゾイチゴ エゾイラクサ エゾエノキ エゾエンゴサク エゾカラマツ エゾキケマン エゾクロクモソウ エゾタツナミソウ エゾチドリ エゾトリカブト エゾニュウ エゾニワトコ エゾノギシギシ エゾノキリンソウ エゾノタチツボスミレ エゾノヨツバムグラ エゾノヨロイグサ エゾノリュウキンカ エゾフユノハナワラビ エゾマツ エゾヤマザクラ エゾルリムラサキ エゾレイジンソウ エビガライチゴ オオアキノキリンソウ オオアマドコロ オオアワダチソウ オオイタドリ オオウバユリ オオウメガサソウ オオカサモチ オオカメノキ オオタチツボスミレ オオチドメ オオバコ オオバスノキ オオバセンキュウ オオバタケシマラン オオバタネツケバナ オオハナウド オオバミゾホオズキ オオハンゴンソウ オガラバナ オククルマムグラ オシダ オトギリソウ オニグルミ オニシモツケ オヒョウ カツラ カモガヤ(オーチャードグラス) カラフトブシ カラフトマンテマ カラマツ カワラボウフウ キクザキイチゲ キジムシロ キツリフネ キハダ キバナノアマナ キンミズヒキ ギンラン ギンリョウソウ クゲヌマラン クサギ クサソテツ(コゴミ) クサノオウ クサフジ クジャクシダ クマイザサ クリ クルマバソウ クルマバツクバネソウ クルマユリ クロツリバナ クロミノエンレイソウ ケヤマハンノキ ゲンノショウコ コウゾリナ コウライテンナンショウ コウリンタンポポ コキンバイ コケイラン コシアブラ コシロネ ゴゼンタチバナ コタニワタリ コナスビ コバギボウシ コバノイチヤクソウ コホウオウゴケ ゴマナ コマユミ コミヤマカタバミ コヨウラクツツジ コンロンソウ サイハイラン ササバギンラン ザゼンソウ サラシナショウマ サルトリイバラ サルメンエビネ サワアザミ サワシバ サワフタギ サンカヨウ シオデ シシガシラ シナガワハギ シナノキ ジャコウソウ ジャゴケ ジュウモンジシダ シラカンバ シラタマノキ シラネアオイ シロツメクサ シロバナニガナ スギナ ススキ スズメノカタビラ ズダヤクシュ スミレサイシン セイタカアワダチソウ セイタカスギゴケ セイヨウオトギリ セイヨウタンポポ セイヨウノコギリソウ セリ セントウソウ ゼンマイ ダイコンソウ ダケカンバ タチカメバソウ タニウツギ タニギキョウ タニソバ タヌキラン タマゴバムチゴケ タラノキ チシマアザミ チシマオドリコソウ チシマザサ チシマネコノメソウ チヂミザサ チョウセンゴミシ ツクバネソウ ツタウルシ ツノハシバミ ツバメオモト ツボスミレ ツリバナ ツルアジサイ ツルウメモドキ ツルシキミ ツルツゲ ツルニンジン ツルネコノメソウ ツルマサキ ツルリンドウ トウギボウシ トチバニンジン トドマツ トヤマシノブゴケ トラノオシダ ナガハグサ ナツノハナワラビ ナナカマド ナニワズ ナワシロイチゴ ナンブソウ ニオイシダ ニガキ ニシキゴロモ ニリンソウ ヌカボシソウ ネコノメソウ ネジバナ ノコンギク ノビネチドリ ノブキ ノラニンジン ノリウツギ ハイイヌガヤ ハイマツ ハウチワカエデ ハエドクソウ ハクサンチドリ ハシドイ ハナニガナ ハナヒリノキ ハマナス ハリギリ ハルガヤ ハルザキヤマガラシ ハルニレ ハンゴンソウ ヒオウギアヤメ ヒカゲノカズラ ヒゴクサ ヒトリシズカ ヒメイズイ ヒメイチゲ ヒメジョオン ヒメスイバ ヒメヘビイチゴ ピレネーフウロ ヒロハテンナンショウ ヒロハノトウゲシバ フイリミヤマスミレ フクジュソウ フジノマンネングサ ブタナ フタリシズカ フッキソウ フデリンドウ フランスギク ベニバナイチヤクソウ ホウチャクソウ ホオノキ ホザキナナカマド ホソバトウゲシバ ホソバナライシダ ホソバミズゴケ マイヅルソウ マユミ マルバノイチヤクソウ ミズキ ミズナラ ミズバショウ ミズヒキ ミゾシダ ミゾソバ ミツバ ミツバウツギ ミドリハコベ ミミナグサ ミネカエデ ミミコウモリ ミヤマアキノキリンソウ ミヤマイタチシダ ミヤマイボタ ミヤマイラクサ ミヤマオダマキ ミヤマガマズミ ミヤマスミレ ミヤマセンキュウ ミヤマトウキ ミヤマトウバナ ミヤマニガウリ ミヤマハンショウヅル ミヤマハンノキ ミヤママタタビ ミヤマワラビ ムカゴイラクサ ムラサキツメクサ ムラサキヤシオ モイワシャジン ヤチダモ ヤナギタンポポ ヤナギラン ヤブジラミ ヤブニンジン ヤブハギ ヤマイヌワラビ ヤマウルシ ヤマグワ ヤマソテツ ヤマトキホコリ ヤマニガナ ヤマハギ ヤマハハコ ヤマブキショウマ ヤマブドウ ヤマホロシ ヤマモミジ ユキザサ ヨツバヒヨドリ ヨブスマソウ ヨモギ リョウメンシダ ルイヨウショウマ ルイヨウボタン レンプクソウ ワラビ

    平和の滝コース

    コース概要:平和の滝から琴似発寒川沿いに行き、山の南斜面を登るコースです。登山口から山頂までの標高差は774m、道のりは約5.5kmです。手稲山登山の難所であるガレ場があります。

    アクセス:◆平和の滝公園に駐車場有り 。
    ◆地下鉄東西線『発寒南』駅からJR北海道バス[発42]平和の滝入口行き乗車、『平和の滝入口』下車、徒歩20分。
    ◆地下鉄東西線『琴似』駅からJR北海道バス[琴42]平和の滝入口行き乗車、『平和の滝入口』下車、徒歩20分。
    ◆JR『琴似』駅からJR北海道バス[琴42]平和の滝入口行き乗車、『平和の滝入口』下車、徒歩20分。

    設備:【駐車場】33台。【トイレ】駐車場内に有り。

    平和の滝:落差10mの滝です。

     登山口:太平和寺の脇に平和の滝コースの登山口があります。

    砂利道:カラマツ林の中を歩きます。高低差があまりないので登山のウォーミングアップに調度良いです。

    砂防ダム:一見の価値ありです。

    渓流:涼やかな渓流に沿って進みます。

    分岐:送電線が走っていて、この辺りだけ日当たりがいいです。沢に沿って来て涼しくなった体を暖めることができます。左に行くと迷沢山です。手稲山へは道なりに真っ直ぐ進みます。

    森林道:落葉広葉樹林の中を歩きます。川沿いなので良い森林浴という感じです。

    沢と木橋:沢を渡った先にベンチがあります。景色も良く、休憩ポイントとして人気があるので譲り合ってベンチを使います。黄色いオオバミゾホオズキの花が沢山咲いています。ここを過ぎると傾斜が出てきます。

    オオバミゾホオズキ:沢に咲く花です。ベンチに座るとちょうど目に入るところに生えています。休憩する登山者の心を癒してくれます。

    布敷の滝(ぬのじきのたき):琴似発寒川の水源の一つが滝になっています。ここまで来ると概ねコースの半分を登ったことになります。

    石道:布敷の滝を過ぎると大きな石がゴロゴロとした道になります。傾斜も結構急です。

    コケ道:辺り一面が緑に囲まれてコケがたくさん生えた場所です。空気が少ししっとりとしています。

    ガレ場:コース一番の難所です。凍結融解作用によって崩れた手稲山の溶岩が転がっている岩塊斜面です。不安定な岩もあるので足場には十分注意して通ってください。また、人気のコースなため、自分より下に人がいることもあるので石を落とさないように気を付けましょう。

    ダケカンバ林:溶岩台地の上に高山植物であるダケカンバが林を形成しています。急な傾斜は終わってこの先は高低差があまりありません。

    ビューポイント:部分的に岩場になっていて、木がないために展望の良い場所となっています。岩が太陽の日差しを受けて暖かいので、トカゲが日向ぼっこをしています。トカゲに出会ったときは邪魔をせず、一等地を譲ってあげてください。

    ケルン:ケルンとは、道標や慰霊のために人工的に積まれた石のことです。興味本位で造られたものもあるので、道標だと誤認しないよう注意が必要です。登山道では遊び心でケルンを造ることは控えましょう。

    ササ道:平らな台地の上に背丈の高いチシマザサが生い茂っています。チシマザサのタケノコは大人気の山菜です。

    アスファルト道路:山頂までのラストスパートは舗装道路を行きます。山の上ですがセイヨウタンポポやアキタブキなど市街地で見られるような植物が生えています。

    手稲神社奥宮:麓の手稲神社で「叶い石」をいただき、奥宮にある「願い石」と重ねて、願いごとをします。そうすると特別なお守りになるそうです。この「願い石」と「叶い石」は東日本大震災復興を願って、宮城県産の仙台石で作られているそうです。

    手稲山頂上:標高1023.1m。広々とした頂上で、のんびりと休憩ができます。石狩湾の向こうに暑寒別岳を望むことができます。

    【感想】景色がコロコロと変わるので楽しんでいるうちに頂上に着いてしまいます。 思っているよりも体力を消耗しているので、下山用の体力のことを常に念頭に入れておかなければいけません。

    サッポロテイネコース

    スキー場のゲレンデを登るコースです。約5万年前に山頂から北東(JR手稲駅の方面)へ山体が崩落して、なだらかな斜面になっています。現在はその場所をスキー場として使われています。

    登山口はサッポロテイネコース入口です。

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    北尾根コース

    尾根を歩くコースです。手稲本町入口から山頂まで約8.7kmです。

    アクセス:◆駐車スペースあり。約15台。
    ◆JR『手稲』駅から徒歩15分。
    ◆地下鉄東西線『宮の沢』駅からJRバス[宮44][宮45][55][宮55][57][宮57][宮59][宮65]に乗車、『手稲本町』下車、徒歩11分。
    ◆JR『札幌』駅からJRバス・手稲線[55],手稲鉱山線[57]に乗車、『手稲本町』下車、徒歩11分。

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    滝ノ沢コース(乙女ノ滝コース)

    星置川の支流である滝の沢川に沿って登るコースです。金山入口から山頂まで約9.1kmです。

    アクセス:◆駐車スペースあり。
    ◆JR『星置』駅から徒歩25分。
    ◆JR『手稲』駅南口からJRバス・手稲鉱山線[57][宮57]に乗車、『手稲鉱山』下車、徒歩2分。

    運営者ごさくはまだ訪れたことがありません。

    西野コース

    ほとんど利用されていないコースです。入林には許可がいるとの情報もあります。

    運営者ごさくはまだ訪れたことがありません。

    手稲山の写真