石狩川下流域の治水のために明治時代に開削された人工の河川です。動物、植物共に様々な外来種が入りこんでいます。

もくじ

  • 1. 地図
  • 2. 概要
  • 3. いちおしポイント
  • 4. 注意点
  • 5. 植物(写真付き)
  • 6. 植物(名前一覧)
  • 7. 見どころ
  • 8. 感想
  • 9. 新川の写真
  • 地図

    概要

    所在地:北海道札幌市西区・北区・手稲区、小樽市

    標高:8m―0m

    アクセス:◆駐車場なし
    ◆地下鉄南北線『北24条』駅から、北海道中央バス新川線[北72]前田森林公園行き乗車、『前田森林公園入口』下車、徒歩1分。

    設備:【緑地】新川緑地
    【休憩所】四阿

    分類:二級河川、新川水系の本流

    説明:新川は琴似川と琴似発寒川の合流地点である『西陵橋』から日本海まで、延長10.0km、標高差8m、河口以外はほぼ直線の人工川です。現在、新川が流れている辺りは石狩川の下流の低湿地帯にあり、開拓当時はしばしば洪水が起こりました。そのため明治時代に治水・排水・小樽からの舟便を通すという3つの目的により、新川は開削されました。当時石狩川に流れ込んでいた河川のいくつかは、新川によって流れを分断されています。川沿い10kmの内6.8kmは新川緑地として遊歩道が整備されており、散歩やランニングをする人が多く見られます。また、お花見で人気のある『新川さくら並木』があります。野生化した野菜、園芸品種の植物にも出会える人間の生活に密接に関係している川です。

    いちおしポイント

    ①直線桜並木として日本一といわれる『新川さくら並木』があります。
    ②多くの外来種が侵入しており、種数の多い川です。
    ③遊歩道が整備されていて歩きやすいです。

    注意点

    ①マムシ、ハチ、ダニ、ウルシ、トリカブトなどの危険な動植物には十分注意が必要です。
    ②とくに柵などは設置されていません。川に近づきすぎないようにしましょう。
    ③お花見の時期になると、さくら並木周辺は混雑します。

    植物(写真付き)

    白・黄・赤・青の花 の写真を見る
    その他の色・地味な花 の写真を見る
    シダ・コケ の写真を見る

    ※ 花色や斑入りなど複数のタイプのある植物は、全てのタイプの写真を載せている場合があります。この場所で必ずしも全てのタイプの花・葉が見られるわけではありません。

    植物(名前一覧)

    アカナラ アキグミ  アキタブキ アサツキ イガオナモミ イタチハギ イタヤカエデ イチョウ イヌガラシ イボタノキ エゾスナゴケ エゾノカワヤナギ エゾノギシギシ エゾノコリンゴ オオアワダチソウ オオイタドリ オオキンケイギク オオテンニンギク オッタチカタバミ オニグルミ カツラ カモガヤ カンボク キクイモ クマイチゴ クリ クロマツ クロミキイチゴ ケヤマハンノキ ケヨノミ(ハスカップ) コアマモ シナレンギョウ シバザクラ シロイヌナズナ シロツメクサ スイセン スギナ ズミ セイヨウノコギリソウ セイヨウハコヤナギ(ポプラ) ゼニバアオイ タチイヌノフグリ チューリップ ドウダンツツジ ドクニンジン トマト ナナカマド ナワシロイチゴ ニシキギ ニセアカシア ニラ ノイバラ ノハラツメクサ ノミノツヅリ ハチジョウナ ハマナス ハルガヤ バンクスマツ ヒメオドリコソウ ヒメジョオン ヒメスイバ ピレネーフウロ ビロードモウズイカ ブタナ プンゲンストウヒ ヘラオオバコ ホソバウンラン マツヨイセンノウ ミヤギノハギ ムスカリ ムラサキツメクサ メドハギ ヤチダモ ヨシ(アシ) ヨモギ ワサビ

    見どころ

    新川さくら並木:地域住民の手によって植樹・管理されているさくら並木です。北区北23条西14丁目から日本海河口付近まで約10.5kmあります。日本一長い直線の桜並木といわれています。

    新川緑地:河川敷に遊歩道が整備してあり、お散歩やランニングの場所として人気があります。遊歩道のところどころにベンチがあるので休憩しながら無理なくお散歩ができます。

    新川の植物:園芸種や野菜など多くの外来種が侵入しており、見られる種数は多いです。

    感想 

     ハスカップ(ケヨノミ)やクルミなど食べられるものが生えていて楽しいです。まさかトマトがあるとは思いませんでした。

    新川の写真