大都市札幌の市街地に近いとは思えないほど面積の広い森林が残されており、豊かな生態系が保たれています。

もくじ

  • 1. 地図
  • 2. 概要
  • 3. いちおしポイント
  • 4. 注意点
  • 5. 植物(写真付き)
  • 6. 植物(名前一覧)
  • 7. 見どころ
  • 8. 感想
  • 9. 野幌森林公園の写真
  • 地図

    概要

    所在地: 北海道江別市、北広島市、札幌市

    標高:約76m

    アイヌ語名:「野幌」はヌプ・オル・オ・ペッ(野の中の川) に由来したものだといわれています。この「川」は野幌を流れている野津幌川のことです。

    アクセス(記念塔口):◆駐車場3ヶ所あり(開拓記念塔駐車場、北海道博物館前駐車場、北海道開拓の村前駐車場)
    ◆JR『新札幌』駅・地下鉄東西線『新さっぽろ』駅からJR北海道バス開拓の村線[22・新22]乗車、『野幌森林公園』『北海道博物館』『開拓の村』下車、直結。
    ◆JR『森林公園』駅から徒歩で約20分(1.2km)。

    アクセス(大沢口):◆駐車場あり
    ◆ JR『新札幌』・地下鉄東西線『新さっぽろ』駅からJR北海道バス『文京台南町』下車、徒歩7分。
    ◆JR『大麻』駅から徒歩25分(2.1km)。

    アクセス(瑞穂口):◆駐車場あり
    ◆JR『新札幌』駅からJR北海道バス乗車、『もみじ台北3丁目』下車、徒歩15分。

    アクセス(トド山口):◆駐車場あり
    ◆JR『新札幌』駅・地下鉄東西線『新さっぽろ』駅から北海道中央バスもみじ台団地線[乗車、『もみじ台南7丁目』下車、徒歩22分。

    アクセス(登満別口):◆駐車場あり
    ◆JR『野幌』駅からJR北海道バス乗車、『登満別』下車、徒歩10分。

    設備:【駐車場】開拓記念塔(254台)、北海道博物館前(74台)、北海道開拓の村前(400台)、大沢口(台数不明)、瑞穂口(台数不明)、トド山口(台数不明)、登満別口(台数不明)
    【トイレ】複数あり
    【案内所】北海道博物館、自然ふれあい交流館
    【休憩所】四阿2ヶ所

    分類:道立自然公園

    指定等:国指定特別天然記念物『野幌原始林』

    説明:江別市、北広島市、札幌市にまたがる野幌丘陵に位置する道立自然公園です。面積は2,053haあり、その内約8割を国有林が占めています。大都市札幌の近郊であるにもかかわらず、面積の広い森林が残されており、豊かな生態系が保たれています。ノッポロガンクビソウ、ツチアケビ、クジャクシダなど500種以上の植物、エゾリス、エゾユキウサギ、エゾサンショウウオ、クマゲラなどの動物が見られます。森林は開拓の手が入っているため、自然林だけではなく、人工林や草地、ため池など場所によって様々な環境があります。園内には散策路が張り巡らされていてトレッキングに最適です。散策路は総延長約30kmあります。

    いちおしポイント

    ①広い森林面積があり、生態系が豊かで、生き物の多様性が高いです。
    ②森の巨人たち百選(林野庁)に選ばれているクリがあります。
    ③地域のランドマークである北海道百年記念塔が建っています。

    注意点

    ①ヒグマ、マムシ、ハチ、ダニ、ウルシ、トリカブトなどの危険な動植物には十分注意が必要です。
    ②森の面積が広いので、日没前には森を出るようにしましょう。
    ③森の中はいくつもの散策路が分岐しています。地図を持ったほうがいいでしょう。

    植物(写真付き)

    白い花 の写真を見る
    黄・赤・青の花 の写真を見る
    その他の色・地味な花 の写真を見る
    シダ・コケ の写真を見る

    ※ 花色や斑入りなど複数のタイプのある植物は、全てのタイプの写真を載せている場合があります。この場所で必ずしも全てのタイプの花・葉が見られるわけではありません。

    植物(名前一覧)

    アオダモ アオミノエンレイソウ アカイタヤ アカエゾマツ アキタブキ アケボノシュスラン アサダ アズキナシ アマチャヅル アマニュウ イタヤカエデ イチヤクソウ イヌエンジュ イヌガンソク イヌコリヤナギ イブキヌカボ イワガラミ イワミツバ ウダイカンバ ウマノミツバ エゾアジサイ エゾイラクサ エゾトリカブト エゾニワトコ エゾノギシギシ エゾノコリンゴ エゾノバッコヤナギ エゾノリュウキンカ エゾミソハギ エゾヤマザクラ エゾユズリハ オオアマドコロ オオアワダチソウ オオイタドリ オオウバユリ オオカメノキ オオキヌタソウ オオスギゴケ オオタチツボスミレ オオチドメ オオトラノオゴケ オオバコ オオバセンキュウ オオバタネツケバナ オオハナウド オオバナノエンレイソウ オオバボダイジュ オオハンゴンソウ オオヨモギ オククルマムグラ オシダ オニグルミ オニシモツケ オヒョウ オランダミミナグサ カツラ カノツメソウ カモガヤ カラフトダイコンソウ カラマツ カンボク キタコブシ キハダ キンミズヒキ クサソテツ(コゴミ) クジャクシダ クマイザサ クリ クルマバソウ クルマユリ クロミノエンレイソウ ケヤマハンノキ ゲンノショウコ コウヤワラビ コウライテンナンショウ コシアブラ コツボゴケ コナスビ コバギボウシ ゴマナ コンロンソウ サイハイラン サラシナショウマ サワグルミ サワシバ シウリザクラ シシガシラ シナノキ ジュウモンジシダ シラカンバ ジンヨウイチヤクソウ スギナ ススキ スズメノカタビラ ズダヤクシュ セイヨウタンポポ タガネソウ タチイヌノフグリ タニギキョウ タニソバ タラノキ チシマアザミ ツクバネソウ ツタウルシ ツノハシバミ ツボスミレ ツメクサ ツリバナ ツルアジサイ ツルウメモドキ ツルシキミ ツルマサキ ツルリンドウ トウヒ トケンラン トチバニンジン トドマツ ドロノキ ナナカマド ナニワズ ナワシロイチゴ ニガキ ニリンソウ ネズミガヤ ノッポロガンクビソウ ノブキ ノブドウ ノリウツギ ハイイヌガヤ ハウチワカエデ ハクウンボク バッコヤナギ ハナタデ ハリギリ ハルガヤ ハルザキヤマガラシ ハルニレ ハンゴンソウ ハンノキ ヒトリシズカ ヒメイチゲ ヒメジョオン ヒメスイバ ヒメヘビイチゴ ヒロハノトウゲシバ フクジュソウ フデリンドウ フランスギク フロウソウ ベニバナイチヤクソウ ホウチャクソウ ホオノキ ホソバシケシダ ホソバナライシダ ホソバノヨツバムグラ マイヅルソウ ミズ ミズキ ミズナラ ミズバショウ ミゾソバ ミツバ ミドリハコベ ミミコウモリ ミミナグサ ミヤマイボタ ミヤマエンレイソウ ミヤマガマズミ ミヤマザクラ ムラサキツメクサ メマツヨイグサ ヤチダモ ヤブジラミ ヤブニンジン ヤブハギ ヤマイヌワラビ ヤマウルシ ヤマグワ ヤマハギ ヤマブドウ ヤマモミジ ユウゼンギク ユキザサ ヨツバヒヨドリ ヨツバムグラ ヨブスマソウ レンプクソウ ワラビ

    見どころ

    北海道百年記念塔:北海道開拓100年を記念して1970年(昭和45年)に建てられました。開拓100年にちなんで塔の高さは100mあります。公園のシンボル的な存在です。「北海道の開拓につくした先人の苦労への感謝と、未来を創造する道民の決意」が込められています。塔の形を上から見ると、雪の結晶の原型である「六角形」をしています。

    自然ふれあい交流館:大沢口にある自然学習のための施設です。野幌森林公園の最新の自然情報を得ることができます。休憩スペースもあります。

    瑞穂の池:元は水田耕作のために造られたため池です。実り豊かな水田になることを願ってこの名前が付けられました。

    昭和の森のクリ:森の巨人たち百選(林野庁)に選ばれている巨木です。幹周455cm、樹高18mです。

    北海道博物館:アイヌ民族の文化・歴史、北海道の自然・開拓史について学ぶことができます。

    開拓の村:明治・大正時代に造られた建築物を復元・再現した野外博物館です。市街地、山村、農村、漁村にブロック分けされています。当時活躍した馬車鉄道に乗車することもできます。

    散策路:園内全域に張り巡らされています。トレッキングに最適です。

    感想

    瑞穂の池は見晴らしがよく、四阿もあるのでランチタイムにちょうど良かったです。敷地が広くて一日全てを見て回ることは到底叶いませんでした。

    野幌森林公園の写真