ブロック塀の壁面でも生きていける限られた種の一つです。次々に新しい花をつけて、春から秋まで雪のない季節はほぼずっと咲いています。ヨーロッパ原産ですが、今や世界中に帰化しています。近縁種には、園芸で人気のキンギョソウがあります。

和名 ツタバウンラン(蔦葉海蘭)、ツタカラクサ(蔦唐草)、ツタガラクサ(蔦唐草)、ウンランカズラ(海蘭葛)、キンバラリア(cymbalaria)、コリセウムアイビー(coliseum ivy)

生薬名 —

アイヌ語名 —

英語名 ivy-leaved toadflax, Kenilworth ivy, coliseum ivy, Oxford ivy, mother of thousands, pennywort, wandering sailor

学名
Cymbalaria muralis G.Gaertn., B.Mey. & Scherb.
Antirrhinum cymbalaria L.
Antirrhinum hederaceum Lam.
Antirrhinum hederifolium Salisb.
Antirrhinum muralis (G.Gaertn., B.Mey. & Scherb.) Pers.
Cymbalaria cymbalaria (L.) Wettst.
Cymbalaria hederacea Gray
Linaria cymbalaria (L.) Mill.
Tursitis cymbalaria (L.) Raf.

観察難易度 ★★☆☆☆

分類
門  :被子植物門
無階級:真正双子葉類
無階級:コア真正双子葉類
無階級:キク類
無階級:真正キク類I(シソ類)
目  :シソ目
科  :オオバコ科
連  :キンギョソウ連
属  :ツタバウンラン属
種  :ツタバウンラン

分布 原産地はヨーロッパ。日本を含む世界中に帰化している。

生育環境 道端、法面、空き地、ブロック塀の壁面、石垣。

生活環 多年草。常緑。

全体の特徴 匍匐する。全草無毛。

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 匍匐する。長さ20~50cm。赤色。無毛。

 互生。葉身は円形~腎形、掌状に5~7浅裂。長さ1~3cm。光沢がある。無毛。葉柄は長い。

 1個ずつつく。花冠は長さ8mm。薄青紫色に暗い紫色の筋がある。黄色の隆起がある。後方に距がある。花期はかなり長く、5~9月。

果実 蒴果。球形。径5~6mm。

種子 —

見分けのポイント —

成分 —

用途 薬用。観賞用。

法規制等
環境省レッドデータブック2014(環境省):なし
北海道レッドデータブック2001(北海道):なし
文化財保護法(日本):なし
北海道文化財保護条例(北海道):なし
世界の侵略的外来種ワースト100(国際自然保護連合):なし
日本の侵略的外来種ワースト100(日本生態学会):なし
外来生物法(日本):なし
生態系被害防止外来種リスト(環境省):なし
北海道ブルーリスト2010(北海道):カテゴリーB

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